小牧山
( 85.9m)
◆最近めっきり山が遠くなってしまった。寄る年波のせいもあるが 慢性化している腰痛と低血圧に悩まされている。歩き過ぎると腰痛 運動しないと血圧低下となるので腰と相談しながら近場のウォーキングをしています。小牧山は東・西自然歩道で周回すれば ほぼ木陰の中の道なので日光の直射は避けられる。途中に城へ上がるルートも何本もあり急な登りもある。下りは緩やかな管理道で下れば腰への負担は軽減され 距離も稼げるので7〜8000歩を目安に歩いています。 
 <Approachi>  渋滞はあるが自宅からほぼ30’
  2025/8・9/   ()          To. 累積標高差m  沿面距離 km
ルート P(10:26)→東自然歩道→小牧城(11:02)→観音洞(12:10)→稲荷神社(12:40)→
西自然歩道(13:03)→P(13:24)
  
8月上旬 久々に小牧山へ訪れた。数年ぶりの御挨拶とお城の北側へ廻り込むも・・・・きれいに整備され 三角点『2等 小牧山』が撤去されていた。2021年まではあったが城周りの整備時(発掘調査?)に撤去されたようです。
   
2025/8 地理院地図(三角点消滅) 旧版『ウォッチーズ』
国土地理院地図からも消滅 2等と言えば数少ない貴重な三角点のはず これもGPSの進化や航空写真の解析の進歩によるものか 三角点マニアから見れば残念なことだろう。山家にとっても寂しいこと。(安易に撤去されたように思えてならない)  
◆ウォーキングルートは色々な所を歩きましたので載せていません。左地図の破線部の道はほぼ歩いています。
 
以前民話『小牧山の七ッ石』で観音洞の『間々乳観音出現地』がその舞台と書いたが先日初めて西自然歩道を歩き 非常に興味ある場所(下Mapの矢印)があったので書き留めて置きたいと思う。
興味のある方は下記も一読してみて下さい。(ある方の小牧山七つ石に関するブログです。) https://www.megalithmury.com/2023/05/mamakannon.html#toc_headline_1
観音洞について 出現碑のある場所が観音洞とされているが 洞と言われているのでこの北側谷筋全体が観音洞でないのか?(搦手口跡に間々観音の道標有) 例えば下記地図の水色部分 ヒョットしたら破線部分も ほぼ北面全体が観音洞であったかもしれない。あくまで私個人の推察です。
   
矢印・・・・と思われる場所
七ツ石らしきへは 北駐車場から西へ20m程で トイレを過ぎると『間々観音』の道標に出ます。さらに西へ5〜60m進んだ所が搦手口跡 ここにもトイレがあります。左折 林道並みの道(先は五段坂)に沿ってほんの10m程で東屋 この西へ降りた所になります。(下画像矢印)
   
間々観音道標 東屋から→へ降りる。
民話に出てくる七ツ石 霊現碑の土台となる岩盤はどう見ても七ツ石には見えない。以前ここにあったというお寺が山の北西に移転されたとのことで寄ってみた。観音堂に猟師と七ツ石が描かれた絵が架けられていた。その絵と今回の石が酷似 山頂との位置関係もピッタリでした。.観音洞の範囲の考え方を変えれば位置的には範囲内である。下の右写真に小牧山は写っていないが右上方にあたります。絵の猟師の位置から小牧山山頂を見ると山の中腹ではなく麓から眺めた様子に見えます。右写真の左は土塁跡と思われるが土塁の上は笹草が茂り上がることはできなかった。上から撮ればさらに絵に近い構図になるだろう。(この絵がいつ頃描かれたものか気になります。)石は10個あり 中央の石は3ツに割れたようにも見える。配置は少々ズレあり
間々観音に掛けられていた絵 七ツ石かも?
   
手前は2m強あり
  
   
間々観音(指差し)道標 間々乳観音のバス停
間々観音の道標 上部に『指差し』の矢印?(新しいかと思ったがこの標記は幕末期すでにあったようです。)案内は上の霊現地か現・間々観音か?間々観音への道標としたらそれ程古くないかもしれない。山の南西側に間々乳観音のバス停があるとのことで寄ってみた。すぐ横に「間々観音菩薩」の石柱があった。(こっちは大正13年) 
  
観音洞(屋敷跡伝承地) 入口・出口?
   
案内標 発掘時の地図
観音洞入口と思しき所はチョッとした平地 屋敷跡伝承地の説明版とベンチが2つ 屋敷跡らしいが発掘調査で痕跡はでなかったとある。周りは草ボウボウ ここはヤブ蚊が多い。
   
観音洞入口(?)のベンチ 曲輪303へ 少し入ってみた。
   
中腹の観音洞と石碑 観音洞上から ウン 行けるぞ!
観音洞を 下から上から覗いてみたが 入れそうだがヤブ蚊や虫がいなくなってからかな 虫除けスプレーをしてもここの虫には効かない。いつも1〜2ヶ所やられる。下からこの谷筋を詰めて霊現地(石碑)へ上がってみようか。途中に 何かを期待して?
  
しかし!・・・しかしだ! ここ(石のある場所)はウォーキングの通り道 毎日多くの人が通り 見ている。当然歴史館の職員も知っているだろう。それがなぜ話題にもなっていないのか?・・・(それを考えると勘違いか・・・・・何か見落としていることがあるのか?)・・・・哀しいかな民話『小牧山の七ッ石』はそれ程マイナーな話なのか。
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