笹畑山
(1065m)
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◆笹畑山は地形図に山名は記されているが三角点がない為人気がないのかもしれない。山ヤ間でも一部の篤志家にしか登られていないようである。地形図で見ると日永岳から僅かに尾根が繋がっているが独立峰の感じの山と言える。 |
<Approachi> 春日井→江南→愛岐大橋→関市→R-418→美山トンネル→板取→明石谷
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2008/12/11(木) 晴れ後曇り |
単独山行 累積標高差:648q 沿面距離:7.1m |
ルート |
明石谷ゲート(10:13)→峠(10:30)→788ピーク(10:42)→830ピーク(11:00)→桧巨木(11:05)→920m地点(11:57) |
→山頂(12:18)(12:40)→830P(13:33)→842手前コル(13:47)→830P(14:00)→林道(14:18)→車止(14:55) |
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(4月毘沙門の帰りに板取側の明石谷(アケシタニ)から偵察済)
7:30出発 美濃加茂より高速で美濃ICまで 板取川沿いを進みR-256へ合流 前回の生老(ショウロ)を過ぎ 板取キャンプ場を過ぎて明石谷(アケシタニ)へ入る。林道脇に雪がチラホラ ガラガラ道となり長屋神社を過ぎゲートに着くと真新しく変わっており施錠されていた。(4月に偵察時は古いゲートで入れたのに残念)
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GPS軌跡
(カシミール3D使用)
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50メッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第198号)」 |
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林道ゲート脇に駐車 身支度をし 峠まで20分の林道歩きとなった。峠のお地蔵さんに再会(昭和60年とあり 地蔵としてはまだ新しいものだ) よく見ると地蔵さんの後ろの木々が落葉しており尾根筋まで透けて見えた。4月の時は繁り放題でとても入れる感じはしなかった。
【注◆長屋神社とは 昔この地を治めていた長屋信濃守が自刃された(1592年)場所に祀られたものらしい。板取には長屋姓が多いようだ。】 |
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明石谷奥のゲート |
峠のお地蔵さん(この後ろをよじ登る) |
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予定変更 地蔵さんの後ろから取り付くことにする。20m程よじ登り 尾根上に踏み跡を期待したがなく 笹ヤブを掻き分け進む 788ピークで右へ行きかけたが位置確認左へ修正 下った先のヤセ尾根を通過。次のコブ(830m)へのヤブは短いが上り斜面で少し手強い。登った所も一面笹であった。 |
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立枯れした巨木 |
栂(かな?)の大木 |
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830mのコブを越えていくと立枯れした巨木や桧の大木があり見応え充分。所々ヤブが切れてホッとするがそれも僅かだ。875ピークを過ぎると急登となり 登り切ると正面にピークが見えた。(あれが山頂かもと?) 下山時南側への尾根が見えないので直進してしまいそうな所だ。赤い境界見出標があり黄色のテープを足した。(920m地点) |
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枯れた巨木 |
920m地点(正面はニセピーク) |
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若干左へ迂回する感じで登っていくと初めて山頂が姿を現した。(1000m地点) まさに全面笹ヤブである。少しでもヤブの薄い所を辿り登り切って山頂到達 やや大きめの境界標柱があった以外人工物は何もない静かな山頂である。小さな雪田(と言えるかな?)があり獣の足跡もみられた。 |
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1000m地点より山頂を望む |
山頂にて(山頂の標柱) |
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北へ30m程ヤブを分けて進みこれ以上高い所がないのを確認し満足 山頂の北端の方が若干高いようだった。 ここから西に日永岳が見え山頂の反射板も確認できた。(葉が茂ると見えないかも)山頂南側へ戻り おにぎりと柿を食す どんよりした空で落ち着かず早々に下山 920m地点(右折箇所)でコーヒータイム |
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山頂より日永岳 |
左上部より林道へ(黄色テープあり) |
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830m地点まできて 下ろうと思った西の尾根を探すもヤブが濃く判り難い 何とか見つけ進むも笹・ブッシュに閉口 遮二無二突進
やっとの事で鞍部に着きウロウロするも《下るに適当なルート》が見当たらない。(地形図で842と830間のこのコルへ登るつもりでいたのだが・・・) ”さーて どうしよう” このまま進むと林道歩きが長くなる。暫く思案し南側をよく見ると午前中歩いた尾根に植林帯が見え二次林との境目が下れそうに思えた。830m地点まで戻ることにしたが結構なアルバイトとなった。元の尾根へ戻り笹ヤブを下り植林帯へ来た所で右の斜面を下る。どんどん下り笹が出てきてヤバイかなと思ったら黄色のテープが現れた。笹の中これを頼りに下って行くと林道に降り立つことが出来た。(崖でなくてよかった。)登ろうとしていた沢の15m南であった。当初予定の涸れ沢を覗いてあとは林道を南下 途中崖に古い梯子とロープがあった。(尾根へ行けるのかな?)峠でお地蔵さんにお参り 明石谷へ出て車止まで
◆結果的に今回の峠から尾根に上がったのは正解であった。帰路下った斜面は登りに使うと尾根直前の急斜面は多少難渋しそう。ヤブ漕ぎが多いので木々が落葉して積雪する間がベストであろう。かねてより登りたいと思ってた山頂に立てて大満足
◆帰り道板取で年配のオジサンに話を聞くと明石谷には昔小学校や牧場もあり川には4〜50cmのイワナがウヨウヨいたそうな 多分まだ道もなく簡単に人も入れなかった頃のことであろう。”ワシらは(大きすぎて)気持ち悪うてよう採らなかった”そうな 大公望が聞いたらヨダレの出るような話(真偽の程は?) |
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