風越山
(1535.1m)

◆長野県 飯田市の風越山へ この山は父が幼い頃登ったと聞いていたので行ってみることにした。今回は敗退は許されない山行である。一般的な石灯篭コースを行けば問題ないであろうが調査してみると円悟沢・高鳥谷山(たかだやま)コースなどあり こちらの方が面白そうで歩いてみたくなった。懐具合と相談 温泉2泊では贅沢登山になってしまうので高速のSAで前泊 下山後 温泉泊とした。翌日はゆっくり墓参り(先祖のお墓は飯田市上殿岡)してから帰宅しよう。
 <Approachi>  春日井IC→飯田IC→猿庫の泉
  2009/05/26(火)  晴れ 単独山行     累積標高差:1128m  沿面距離:7.8q
ルート 飯田IC(6:05)→猿庫の泉車止(6:30)→円悟沢登山口(6:56)→乙女滝(7:27)→今庫の泉(8:10)→展望台(8:51)
→白山社奥宮(9:31)山頂(10:04)(11:00)→水場(11:38)→高鳥屋山(11:50)→猿庫の泉車止(12:43)
Map GPS軌跡
(カシミール3D)

◆ピンクは推定
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50メッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第198号)」
5/25 18:00春日井発 神坂SAの予定であったが車が少な過ぎて一つ先の阿智SAに変更 21:00過ぎより缶ビールでチビチビ始める。23:00頃 酔ってきた所でシェラフに潜り込む 26日 5:00頃よりトラッカー達がバタバタしてる。まあ早いことはいいことだということでこちらも起きて洗顔後コーヒーと軽食 飯田ICを6:00過ぎ降りる。猿庫(さるくら)の泉へ意外に早く着いた。身支度を整えスタート20分程で林道終点へ 
◆猿庫の泉はかって今庫(いまくら)の泉、野世庫(やせご)の泉と共に三庫の名水と言われていた。かってと言うことは野世庫は涸れてしまったものか?猿庫の泉は茶人にとって有名な名水のようだ。現在 林道脇のものは飲用出来ない。7〜80m奥の猿庫庵(えんごあん)の上まであがらねばならない。
円悟沢登山口 乙女の滝
円悟沢林道最奥の空き地 乙女の滝
終点空き地を歩いて行くと正面に鉄製の橋が架かっており先に標識があった。左の沢の左岸を進む。暫くで乙女の滝分岐に ここへバッグを置いて滝見物 7分位で行ける。岩に文字盤が埋め込まれ 昔ここで滑落事故があったことが記されていた。分岐点まで戻ると尾根への急登が待っていた。ひとしきり汗を掻くと再度分岐点に出る。(標識あり)ここからも上りとなるが意外に近く今庫の泉へ着いた。大休止 (ここは飲用可)
分岐 今庫の泉
分岐点(右は虚空蔵山へ) 今庫の泉
泉より少し先にも虚空蔵山と展望台(山頂)の分岐があるが今日は虚空蔵山はパスなので山頂を目指す。20分少々の急登だが長く感じられた。所々にギンリョウソウが見られた。展望台からは眼下に飯田の町が一望のもとに 正面には南アルプスの3000級の山々(私には縁のない山かな)が望まれた。
展望台 展望台から南アルプス
展望台(後方:飯田の町) 対面は3000m級の山々
この後 駐馬休を過ぎ 白山社奥宮まで上がってから確認すると 六斗石は奥宮の手前の分岐からであった。他のならまだしもこれを見過ごすわけにいかないので 戻って脇道を探し六斗石まで行ってみた。(何故かと言うと六斗石には”南無阿弥陀佛”と彫られており 浄土真宗の身としては素通りしてはバチがあたる。この文字へ米を埋め込むと六斗入るとの事) 再度奥宮へ(石段がキツイ) 奥宮を過ぎひと上りすると2体の石仏が迎えてくれた。左方へ少し行くと山頂であった。
六斗石 風越山々頂
六斗石 風越山々頂
山頂にはほぼ南へ踏み跡あり日夏耿之助の句碑のようで行ってみた。その後山頂へ戻り早い昼食 またまた防虫対策を忘れた。小さな虫が顔に纏わりついて離れない。かなりうっとうしい。1名上がって来られたがやはり虫に閉口したのかすぐに下山された。暫く居たがその後誰も来ず。南西側の高鳥屋山(たかだやま)ルートへ下山開始 20分程下るも水場が現れない。これは見落としたかなーと思っていたらやっと杉の木に赤ペンキで水と書かれている目印に出会えた。きれいそうに見えたが戻り少し上で沢へ降りてみたらよどんだ水溜りがあり これでは飲用には向かないと思われた。
水場 高鳥屋神社奥宮
水場(飲用には向かない) 高鳥屋神社奥宮
この後少しのアップダウンと笹藪あるが大したことはない。高鳥屋山には高鳥屋神社奥宮があり この後はダラダラした下りが続く 道は良く脇には石仏が所々見られる(15番まで数えたが その後は不明)ので参道であったのかも?この下りは結構長く面白くない。いい加減飽きた頃高鳥屋神社里宮に着き 下の猿庫の泉(駐車地点)へ降りた。時間が早いので用事と墓参りは今日中に済ませてと思ったら まだ時間が余り思案 丁度 今年は元善光寺のご開帳(7年に一度かな?)とのことで寄ってみた。結構賑わっており宝物殿の色々貴重なものが見られました。(座光の臼や釈迦の涅槃像、地獄極楽図など,etc) 今夜はゆっくり温泉泊 
◆円悟沢や高鳥屋山ルートはあまり歩かれていないとのことで不安があったが標示、踏み跡はしっかりしており迷うような所はなかった。標高差から見てキツイかなと思ったが前回の屏風より 全然楽であった。登山道が丁度上り易い傾斜だったのかな 飯田市民のほとんどの人が登った事があるとのことでした。(ルートは違うけど中学校でマラソンで競争するらしい)

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