室兼高屋・イバラダワ
室兼高屋(ムロカネタカヤ):678.4m   イバラダワ:650m


麻生本谷の双子谷より入り山頂から西へのルートで下山 双子谷から登ろうとしたのは”美濃一人”さんより上部に林道があり鞍部まで行けるとの情報を頂いたので  この情報がなければとても挑戦できなかったであろうと感謝しております。当初ピストンのつもりであったが双子谷の朽ち掛かった桟道(2箇所)を2度と渡りたくなかったので不安はあったが西ルートとした。やはり往路歩いてない為何度かルートを外すはめになった。
 <Approachi>  春日井→R-41→美濃加茂→上麻生→室兼→本谷→ゲート
  2009/07/15(水)  晴れ 単独山行     累積標高差:653m  沿面距離:6.9q
ルート ゲート車止(9:05)→双子谷出合(9:18)→谷奥(9:46)→尾根(9:55)→485標柱(10:28)→林道(10:56)(11:18)→
鞍部(11:27)→イバラダワ(11:44)→鞍部(12:07)→高屋(12:23)(12:50)→565P横(13:20)→350m辺り(13:47)→
沢戻る(14:03)→沢渡渉(14:25)→車止(15:08)
GPS軌跡
(カシミール3D)
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50メッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第198号)」
7:10出発 R−41で上麻生まで 神淵川沿いを走り すぐに葛屋へ右折 室兼林道の標示を見て入る。本谷沿いに走ると1台の車とすれ違い(山関係の方のようで)双子谷のことを聞いてみたが最近入ってない様子で3〜40mは入れるが先はわからないとのことであった。逆にどの辺まで行くのと聞かれ説明すると 何があるかわからないのでと住所と名前を書かされてしまった。(国有林関係の方で聞いた相手が悪かったか?)まあ悪さするわけでないしこれで”入林許可”されたということでいいか(勝手に解釈)
双子谷入口 双子谷奥
双子谷入口 鬱蒼とした谷奥(斜めのが朽ち掛かけた桟道)
本谷ゲート前に駐車 本谷を進み双子谷へ入る。始め左岸を進むがすぐに右岸に渡る。暫くすると右に滝が現れる。右岸の急登をよじ登ると朽ちかけた2段の桟道が現れたが手前側はいかにも危なさそう。四つん這いになり重力を少しでも分散させ 神様・神様と祈りながら通過した。(よし 今日は帰りに神淵神社にお参りしよう。)すると先にもう一つ危ない桟道があった。ここは岩の上を木に掴まり何とか通過 岩も滑り易い。この辺が先ほどの滝の上部になる。さらに進むと谷は急に広くなり様相は一変する。
谷奥 尾根への取り付き
滝の上を進むと広くなる 取付きのピンクのテープ  
しかし踏み跡は右岸沿いに続いている。これはマズイと左岸へ渡り探すとピンクのテープと薄い踏み跡が見つかり辿ると明白になり 少しで開けた岩場に出た。正面に丸山(601m)が見られた。ここから道は不明瞭となり暫く登り尾根末端へ出た。好展望 丸山の右手には39番鉄塔と大畑山が望まれた。
長尾と大畑山 尾根道
尾根末端から丸山と大畑山   ・485Pの標石  痩せた尾根道
ここで体の点検 2匹のヒルがいまにもワシの血を吸おうかという所であった。(とんでもない奴だ!!)さらに登って傾斜が緩くなり進むと標石があった。この辺が・485のようだ。暫くは痩せてはいるが明白な尾根道を進む。やがて木や根を掴んでの急登になる。右の尾根(美濃一人さんが登り返した尾根)も考えたが何とか進めそう。前方が明るくなったと思ったら林道であった。
林道出る 室兼高屋
林道に出た所(カーブミラーあり) 林道から室兼高屋
この辺で(いやもっと前から)燃料切れかヘロヘロに 林道終点で1度目のお昼とした。中々回復しないが重い腰を上げ鞍部を目指す。斜面の作業道で少々危ない所もある。
林道終点 イバラダワ山頂
林道終点(ここで1度目のお昼) イバラダワ山頂の索道跡
高屋とイバラダワの鞍部へ着き 右の踏み跡を辿る。イバラダワへは中々取り付けそうな所がなく 山を半周したのではないかと思う頃やっと尾根らしき所があり取付く。山頂に展望はなくテープが2〜3本と先に索道跡のみ 山を半周したということで索道の残骸を突っ切って行ったら正面にあるはずの高屋が見えない(アーア またやってしまった。1/4周しかしてなかった。)山頂まで戻り今度は右手の行けそうな所(倒木があっても下りなら)を下り踏み跡に戻った。
室兼高屋山頂 渡渉地点
高屋山頂 渡渉地点(右手前に降りてきた)
鞍部に戻り高屋を目指す。岩を越えるとすぐ樹林帯となり西ルートへの分岐点に出た。左折し山頂へ 着くと1分もしないうちに右下の藪からブヒョーとかブギーと近づいてきたので石を投げ大声で叫んだ。(もう少し遅かったら登頂は猪さんに負けていた。)
暑かったのですぐに下山 分岐を西ルートへ下り 岩場へ出た所で2度目の昼食 食後尾根を忠実に下るが620mH辺りで尾根は明らかに直進だが赤テープは左へ下っている。迷った末 直進するも道はなくなり急斜面を下ることになった。やはりテープに従うべきであったがもう遅い。潅木が茂って中々左へトラバース出来ない。前方に565Pと思われるコブがみえた。何とか薄い所を見つけ踏み跡へ戻ることができた。この道は565Pを通らず左を巻いている。明瞭な道が続くが途中いくつか岩場を越えて行く。380mH辺りでも左へ行くべきを(多分巻き道で先で合流するであろうと)コブの上まで行ってしまった。沢音が聞こえるが中々近づかない。最後の最後で踏み跡を見失い 沢へでるも渡れず (対岸に青い屋根の小屋が見えた。丸太橋の下方へ出たようだ) 上も下も進めず 止むを得ず戻って適当な所で左へトラバース 下方は潅木で中々降りられず 頃良しと下るも急勾配のブッシュに閉口 沢に出ると右手には崖が聳えていた。(あと少しずれたら崖の上だった。)今度は丸太橋のかなり上部へ出てしまったようだ。(途中降りられそうな所はなかったが 木で作られた檻のようなものも見てない)ここはもう渡るしかない。靴を濡らすのはしのびない。靴下くらいは我慢しよう。渡った先には林道へ上がる道が付いていました。林道は地道で2〜30m先が岩井谷の分岐であった。トボトボ 林道をゲートまで   勿論 帰りに神淵神社へお参りしました。

◆双子谷ルートの問題は2箇所の桟道であろう。何度も木のシナリ具合を確認して渡ったが近いうち朽ちるであろう。尾根に出た後は今の時期暑い 下山時色々ミスったが往路歩いていればこんなことはないと思う。帰路確認したが最初降り立った所は丸太橋の下30mほどで渡渉地点は丸太橋の上50mほどの所であった。機会があれば丸太橋を渡って確認したいがどうなるか・・・・
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