大洞(点名)
(1088.6m)

◆大洞は山県市の西洞谷(柿野の奥) 北山(907.5)の北方に位置する。ヤブがひどくあまりメジャーな山ではないようだ。
 <Approachi>  春日井→犬山→鵜沼・坂祝バイパス→関市→R418→出戸→柿野→西洞谷
  2011/11/21(月)   曇り時々雪 単独山行        累積標高差512m    沿面距離3.6km
ルート 車止(8:50)→75鉄塔案内標(8:58)→75鉄塔(9:14)→石楠花尾根(9:53)→境界尾根(10:36)→
大洞山頂(11:06)(11:26)→石楠花尾根(12:30)→75鉄塔(13:04)→車止(13:25)
GPS軌跡
(カシミール3D)
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50メッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第198号)」
出戸を過ぎ柿野へ着くとポツポツきた。 西洞谷へ入る。林道は工事中で円原までの通抜けは不可のようだ。西洞の廃村を過ぎヘアピンカーブまで来ると何と直進の林道が整備され真新しい舗装路が続いていた。途中からガラガラ道になったが終点まで調べてみた。76番鉄塔の南西下辺りまで伸びており重機が2台あった。ここからスタートとは行かないので谷まで戻って折り返しの膨らみに駐車した。それでも2〜30分の短縮となる。
 駐車地点  右下に門の岩
駐車地点 門の岩(戸立岩かも)を高巻く
身支度を整えスタート 目の前の涸れ沢を渡り少し上がると踏み跡があった。右にはあの門のような岩が垣間見えた。さらに進むと76番鉄塔の案内板があり 先には74・75番の案内板があった。
 74・75鉄塔案内標  75鉄塔
74・75鉄塔案内標 75番鉄塔
雨がポツポツきたが右手へ沢を渡りジグザグに登り暫くで75番鉄塔着 鉄塔の後ろは峰山のようだ(帰宅後カシミールで見ると円原は781mPの陰になっている)少し戻りヤブの短い所より入ると茨があった。成る程だからテープがなかったのかと納得 植林帯へきて右へ進み登りに掛かる。岩場の左寄りを登って行くとその内笹ヤブになる。
 シャクナゲ尾根  山頂手前の大木
シャクナゲが始まる 山頂手前の老木(すでに枯れてる?)
登り切って尾根上に出るとシャクナゲが待っていた。今花はないので歩き難いだけ ここを過ぎると急登の背丈を越す藪漕ぎが始る。コイでもコイでもヤブは続く 先人の古いタフロープを時々見掛けるがすぐ見失う。しかし尾根から離れないよう気をつける。いよいよ雪がちらつき始めた。その内大岩に当たり右巻きで上部に上がる。さらにヤブは続く。空は灰色 向こうはドンヨリ こういう時の予報は当たるんだ。急斜面のヤブを登り切ると狭いが足場のよい所に出た。左を見ると74番鉄塔からの尾根が繋がっているのがわかる。(地形図で見るとあちらの方が傾斜は緩そうだが)さらに一段上がると平坦になったヤブの中に黄色のプラスチック杭が現れた。(この杭は『美濃の山2』にもでてくる) さらにヤブの中進むと2本目の杭がありさらに先に3本目の杭があった。(途中見落としてるかもしれない)左に山頂と思われるピークが見えた。左折し緩く下り 登り返すとひっくり返ったような枯れた大木が見られた。
 山頂にて  山頂三角点
大洞山頂 山頂三角点
さらにヤブを潜って進みやっと3畳程の切り開きのある山頂到着となった。三角点は意外に新しく見えた。(20年以上経っているはずだが)山頂では完全に雪になった。積もる程ではないが指先がかじかんで冷たい。寒くて長居できず早々に下山 黄色のプラ杭に戻り少々悩んだがタフロープを見つけ西進 雪は降るし 寒いし 濡れるし最悪のコンディション 地図も濡れて取り出せない。(地図の予備は必要と痛感)笹も踏みつけるとよく滑る。950mH地点で大きく滑って20m程ズリ落ちた。(滑落距離不明?)下は濃密な笹であったので大事には至らなかったがいささかショックでした。メガネと帽子をなくしたが戻って探す気力はなかった。左に尾根が見え戻った。75番鉄塔に戻り一息つくも意気消沈 危険箇所は慎重に過ぎ何とか車に戻った。あの門のような岩(多分『戸立岩』かな?)を見に行きたかったが気力は失せた。
◆今回 敗退はしていないが気分的には完全に敗北である。(滑落のショックが大きかった。)原因はこんな天候時に強行したことと燃料切れ(山頂での食事不足)と思う。鉄塔から上はほとんど藪漕ぎ 下りは迷い易い。
◆新しい林道には 両脇に鉄柱があったので工事(上の作業)が終わればチェーンを掛けられそうだ。今の内なら2〜30分短縮となる。

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