寒水
(1132.7m)
カノミズ
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◆以前より名前に魅かれ『寒水史』を見たりしたが山の情報はなかった。WEBでも探したがノーヒットだったが4日前やっと1件当たった。大垣の棚瀬氏の<マイナーな山> 詳細がイマイチ掴めなかったがお聞きし一つだけルートがはっきりしたのは大助かりだ。これを下山に使おう。久しぶりの郡上に心躍る。寒水の由来も何やら神秘的だ。烏帽子岳からの神の水の流れる谷の郷(カミノタニノサト)と呼ばれており→カミノミズ→カノミズとなった由。 |
◆動画あり<movie寒水> |
<Approachi> 春日井→鵜沼→関IC→東海北陸道→郡上IC→R-472(せせらぎ街道)→明宝大谷→寒水
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2012/10/27(土) 晴れ |
単独山行 累積標高差519m 沿面距離:6.3km |
ルート |
車止(9:22)→伊妙峠(9:57)→伐採跡(10:10)→1015P(10:21)→鞍部(10:35)→山頂(11:07)(11:26)→ |
北鞍部(11:37)→炭焼き跡(11:44)→トチの大木(11:52)(12:14)→奥の宮(12:26)→車止(13:06) |
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GPS軌跡
(カシミール3D) |
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50メッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第198号)」 |
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5:45と早い出発 関ICから東海北陸道で郡上まで せせらぎ街道を進むと寒水(かのみず)の標示があり左へ 山が迫ってくると左下方にこの地の由来である”神の水”が流れている。右へ気良への標示があり右折取り敢えず峠を偵察に行く。峠には地蔵の横にダートの林道が伸びている。ゲート前に駐車 時間があり探索してみた。途中伐採作業中で2名いました。さらに進むとカモシカ2頭が横切った。林道終点まで進んでみたが途中と終点にいかにも良さそうな尾根が上がっていた。一旦伊妙峠まで戻り |
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林道途中の展望 |
林道終点 |
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車で深谷(ふかたに)へ戻った。ここで農作業中の方がおりお話が聞けた。『若い頃は鉄砲担いで烏帽子まで行った。ここから烏帽子へ行けるよ』といっていた。蛇岩神社(”へんびいわ”と言うようだ)前に駐車 準備後伊妙峠まで歩く。 |
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伊妙峠取り付き |
伐採跡 |
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やはり林道を歩いては申し訳ないと地蔵様の後ろから取り付く、上がってみると歩き易い尾根であった。暫く進むと伐採跡に出た。展望が開け気持ち良い所だ。ピンクのテープが見られた。 樹林帯へ入り急登になると右手に薄い踏み跡あり辿ったがすぐなくなり余計なことだった。1015P直登すべきところだ。登って少し先が1015Pと思われ一服 ピークを越え進むと岩場が現れた。ピンクのテープは左へ下がって行くのでテープと別れ北の岩場の中を進む。岩が終わると大きく下って鞍部着 ここから短いが急登 上り切るとヤセ尾根が続く 所々危ない個所あるが歩くには充分であろう。 |
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途中の紅葉 |
寒水山頂 |
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山頂手前になると広い斜面になり上り切って山頂丘到達 左へ進むと三角点があった。白い地理院杭は見当たらない。山頂の南は植林 北は自然林 もっと落葉すれば展望は良くなるかも オニギリはヤメ フルーツで済ませ下山開始 先を見ると2本 尾根が見え地形図で確認右へ進む。暫くすると大きく下る。先の尾根を確認しながらの下り。最後の岩で鞍部へ降りられず戻って右手へ回り込み鞍部に着いた。 |
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気持ち良い谷筋 |
トチの大木 |
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ここより谷筋を下る。再度カモシカが現れた。野生は凄いなー トンデモない所を上がって行く。 踏み跡ははっきりしないが歩き易い所を下って行くと炭焼き跡があった。(T氏の情報どうりでルートを外れていないと安心)さらに下ると2つ目の窯跡があった。中は1m四方の小さなものであった。さらに気持ち良い谷筋を下って行くとトチの大木が見えた。胴回り5m以上あるのかな?ここで一服 少し下った所に3つ目の窯があった。ここの中は広いようだった。 |
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奥の宮とメタセコイヤ |
下山後林道から |
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この窯を過ぎると右岸に踏み跡が見られ谷の10m程上を辿ると谷と離れ右へトラバースして行く。踏み跡はなくなり下って行くと右後ろに祠が見えた。戻って登り返し奥の宮へ降りた。お参り後階段をおりるとすぐ下に寒水史で見たメタセコイヤ(アケボノスギ)がありました。1.5km程の舗装路歩き 深谷から蛇岩神社まで |
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◆気良峠: まだ時間と元気が残っている。懸案の気良峠に訪れてみよう。伊妙峠を越え気良の宮原から林道に入る。途中すれ違った方に聞いてみたが『ワシャー30年以上経つが地蔵があるなんて聞いたことがない』と言われた。進み林道の交差点着(最近はここを峠としている様だ)南へは災害通行止の表示板があった。 |
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林道崩壊地 |
気良峠の地蔵様 |
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駐車し南へ進むとすぐに崩壊地があり避けて進み ないかも知れない地蔵のために行くのはと大いに迷ったが確認のためと進む。峠らしき所まで来て旧道探し ガードレールの端に薄い踏み跡を見付け 降りて20m程進むと ”有ったー” ポツンと佇んでおられました。弘化四未(ひつじ)年とあった。今は訪れる人もいないのでは・・・多分地元の方も知らないであろう。果たして旧道は何処まで続いているのか。林道へ戻り気良側をみたが急峻で道らしきものはなかった。崩壊か林道施設時に消滅か? ないかも知れない地蔵に巡り合え感激であった。帰りの林道は上りであったが足は軽かった。 <気良峠の地蔵> <movie寒水> |
◆山行は順調で 谷下りも快適であった。窯跡や大木など見所もあった。この時期この谷で一服していると少しの風で枯葉がパラパラ舞い落ちるさまは何とも風情を感じる。詩的な感情に疎い私でも何か一句出てきそう。(・・・ダメだな ワシには才能がない。) |
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