七宗山:橋谷〜オク高屋
(605m)

◆橋谷はぜひ行ってみたい谷であった。堰堤上、階段手前の渡渉が中々渡れなかったが 濡れるのを覚悟で出掛けた。(古いマリンシューズがあったので持参 ) 
<movie>251七宗山:橋谷
 <Approachi>  春日井→尾張パークウェイ→R-41→美濃加茂→上麻生→大柿
  2013/4/18(木)   晴れ 単独山行    累積標高差597m  沿面距離6.2km 
ルート 車止(8:45)→休憩地(9:33)→30m滝(11:44)→国有林境界(12:04)→洞(12:24)→30m滝(12:30)→
大タル(12:56)→林道(13:11)→オク高屋(13:31)→9鉄塔(14:31)→車止(15:06)
GPS軌跡
(谷筋は推定)

(カシミール3D)
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50メッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第198号)」
R-41で七宗着 大柿へ 飛山橋手前に駐車 身支度後スタート、高山線沿いに進み橋谷入口へ 今日は水量が少ないようだった。左岸の旧道を辿ると以前なかった倒木が2本、堰堤の上へ出る。コンクリーの階段が見え 手前の渡渉は右端の丸太で行けそうだったので慎重に渡った。ここから未知の世界 気持ち良い沢沿いを上がって行く。右に曲がる所で広くなっており一服 
 最初の滝  ロープ代わり?
最初の滝 ロープ代わりのコードの様なもの
この後小滝の連続 その都度右、左と高巻き 時々ロープ代わりのケーブルがあった。さらに進み後方を見ると鉄塔が見えた。47番辺りだろうか?滑り易い岩、石の中を慎重に進むとまた滝、左岸へ上がると薄い踏み跡があった。(道の様)暫らくこの踏み跡を辿るとそのうち岩壁に当たる。隙間を探すもとても進めない、登れない 沢は左下方20m程である。悩んだ末慎重に沢へ降りた。
 落ちてきそうな岩  20m以上の滝
小秀のフクロウ岩のよう 10m以上の滝
さらに進むとまた10m以上の滝、滝壺も深そうだ。両側は切り立ったゴルジュ、万事休す 気持ちが萎えかけた。気を取り直し右岸へ取り付いてみる。20m弱 崖を登りニッチもサッチもいかなくなり沢へ戻った。沢を少し下り左岸の植林帯へ取り付く 倒木の多い急斜面を登る。2〜30m程上がると何とまた旧道(作業道か?)が現れた。これを辿ると少しで右から小沢があった。先を見ると踏み跡は尾根へ登っていきそうだったので再度沢へ降りた。
   洞
国有林境界標五二六号 境界標の先、右岸の洞
沢沿いを暫く進むと思わず叫びそうになった。”ヤッター” 国有林境界標526号である。(527かと思ったが)境界線は両方とも上がれそうに見えたが橋谷をさらに詰める。歩き易い所が続く。右岸10m程上に大きな洞が見えたが寄る余裕はなかった。
 30m滝   30m滝(上から)
≒20m(手前右岸小谷から高巻) ≒20m(上から)
先にまた20m程の滝が現れる。これは無理 今度こそギブアップと思った。(正直 戻って境界線を上がろうかと思った)左岸へ取り付いてみるも岩場の崖でとても無理10m程で諦めた。沢へ戻り右岸の狭い谷(滑床)へ入ってみる。20m程登って右手に入り進むと何と滝上に出られた。(まさにラッキーでした)さらに進む、あと幾つ滝があるんだろうと不安になる。
少し先にピンクのテープが右(左岸)の斜面にあった。これを過し先へ進むと30m程の滝が現れた。よく見るとここが以前上から来た場所でないか?昨年11/10にこの滝上まで来ている。ヒョットしたらこちらが絵図にある大タルかもしれない。(落差は一番だが手前の滝の方が美形。)右岸から高巻と思い植林帯へ取り付く、ゴロ石の多い急斜面を登る。途中地形図を確認 この上が林道のように思えた。なら滝上に下るより登ってしまおう。(下って登り返す元気もなかった)  大タル?
こっちが大タル?
オク高屋山頂 登り切って進むと国有林境界標553号があり先に林道が見えた。やっと林道に辿り着いた。ここでオニギリを食したが喉を通らない。半分でやめた。林道終点からオク高屋へ、580mH地点で10番鉄塔への踏み跡を確認、オク高屋到着で大休止 記念に石積に1個載せた。
オク高屋山頂
9番鉄塔を目指し下山、派手なピンクのテープがある。辿って行くが鞍部の様な所を過ぎると右手の斜面を急降下して行く。おかしいと思いテープを捨て尾根に戻る。(テープは舟谷の源頭部へ下るようだ)テープがなくなったので地形図を確認しながら下る。尾根通しで下ると450mH地点にはっきりした道があり左へ鋭角に向きを変える。この道を辿ると暫らくで#9鉄塔が見えた。鉄塔着 西にある滝は葉が茂って見えなかった。あとは鉄塔巡視路を下る。赤い飛山橋がチラリと見えた。飛騨川が近くなり高山線の列車の音が近くに聞こえた。線路沿いを戻り飛山橋を渡ると駐車地点である。 
<movie>251七宗山:橋谷
◆橋谷は小滝5〜7箇所 中滝(20m程)3箇所あり(フッタ迄とすると5個) 遡行技術があれば簡単であろうが濡れずにとなれば中々難しい。その都度高巻を強いられる。予想以上の時間ロスとなった。特に20m以上の高巻は堪える。またルート探しにも時間を要した。古の道か?作業道か?時々見られたが多くは左岸上にあった。昔(4〜50年前)大柿の子供が滝まで行ったというが果たして何処までだろう?とても危険だ。その頃はもっと良い道があったのだろうか?
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