陸の孤島:飛騨谷                             .
飛騨谷〜岩屋
(872.9m)

飛騨谷はR-41と東仙峡金山湖の中間 新しい”ささゆりトンネル”の上にあたりR-41との標高差も300mある。『かつて家は7軒。昭和30年代前半に離村』とある。【無住集落:(村影弥太郎の集落紀行)】 林道も車もない時代まさに陸の孤島と言えよう。残念ながら廃屋など生活感を匂わせるものは残っておらず 崩れかけた神社と石垣のみ古(いにしえ)を語る。一番近いピークは点名:岩屋 もとの名は「粕谷」がある。 
 <Approachi>  春日井→尾張パークウェイ→R-41→金山→下原発電所→飛騨谷林道
  2017/03/18(土)  晴れ 単独山行    累積標高差339m  沿面距離4.0km 
ルート 車止(12:02)→谷(12:18)→出作小屋(12:37)→右尾根(12:46)→尾根上(12:55)→岩屋(12:59)→
840P(13:27)→巡視路(13:55)→祠(14:02)→神社(14:11)→林道(14:16)→車止(14:33)



GPS軌跡

(カシミール3D)
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50メッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第198号)」
R-41で下原ダムを過ぎ少しで飛騨谷林道へ入る。途中地震観測施設あり 予想外の舗装林道が飛騨谷まで続いた。一軒の住居に一名と数匹? 鉈を下げて朗らかに山仕事の風体 (山主さんでした。ここで生まれ育ち 子供の頃山を越え学校に通ったが今は住んでいない。奥の神社のお守もしている。とのこと) 仕事と猫の世話で通っている様子でした。こんな山奥まで中国人が土地目当てで来ているらしい。別れ際にボチボチ熊が出るから気を付けてと言われました。(北の八尾山の事が思い出された。)さらに奥へ1km程でダートになり 150m程入って車は諦めた。
   
ヌカルミを過ぎる 田畑跡か砂防用か?
身支度後スタート 荒れた林道を進むが方向が違うと戻る。左手に取り付き右(北)へ 小さな沢(?)らしきを越えぬかるんだ所を上がると2段になった石垣があった。(砂防用には見えない 田畑跡かな?)この後ろから沢へ
   
右岸に出作小屋? 諦め右の尾根へ
西向きに変わり沢沿いを上がって行く。今日、山は下見のつもり(目的は飛騨谷の廃屋)であったがこの辺でSwOnになってしまった。左岸沿いに時々微かな踏み跡らしきがあった。770mH辺りで右岸に出作小屋が見られた。さらに沢沿いを上がって行く。800mHを越えると谷は一気に狭くなる。上部に稜線も見え行けそうに見えたが谷のドンズマリが見えない。谷から離れ右の尾根目指し急斜面を登る。
   
三角点『岩屋』 樹間から金山湖かな?
上がった尾根には白テープ(タフロープ)があり右下から続いているようだった。左折3〜40mを登って三角点『岩屋』到着 山頂展望はなく周りは植林 パッとしない。一服後正面の踏み跡を進む(はっきりした踏み跡で疑いもしなかった)が方向が違うと戻る。でもおかげで金山湖がチラッと見えた。
   
840Pの岩 伐採跡
山頂に戻りほぼ南へ下る。こちらも白テープが続いていた。一つコブを過ぎ暫くで840P着 岩の横に黄色のプラ杭があった。さらに進むと右手に害獣除けのネットが現れた。(尾根の西から上がって稜線沿いに南へ続いていた。)少し先で伐採跡に出るとチラッと御嶽が望まれ10号鉄塔も見えた。
   
下山斜面のブナ (奥の院の様な雰囲気)
尾根出っ張りの先にピンクテープが見られたので10号鉄塔目指し下ってみた。ピンクテープに釣られ思わぬ急斜面を下る。鉄塔は全く見えない。いい加減下った後 ポンと道に出た。何んと鉄塔巡視路に合流 右に10鉄塔案内標があった。(さきの御仁から鉄塔から右のサコがいいよと言われていたのに:水色破線)
  巡視路を下って行くと少しで祠があり奥にはもう一回り大きな祠があった。神社なのかな?(飾り物を見ると狐に見えたが・・・・)さらに下ると灯篭と倒壊しそうな拝殿があった。(やっぱり神社だなー) ここから少し下ると林道が見えてくる。駐車地点まで2km程かな?上りの林道歩きが辛い
下の拝殿?
 
◆スタートから谷へ入るまで彷徨った。沢沿いはヤブなし 稜線まで行けるかもしれないが戻るのがイヤで右尾根に取り付いた。山頂から北の踏み跡は明瞭こちらが本来のダム側からの登路かも知れない。
◆ここの送電線名不明 いずれの案内標にも線名なく番号だけでした。馬瀬二瀬戸線か馬瀬二分岐線とでも言うのかな?8番目が10号鉄塔? 鉄塔Noも合わない?
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