八田川源流
 
◆八田川は数少ない春日井の河川 明治・大正時代 この川の果してきた功績は大きい 新木津用水と繋がり木曽川の水で春日井の田畑を潤したばかりでなく水量の少ない庄内川へ導水(これを助水と言う) 庄内用水から名古屋港区まで恩恵を受け また犬山から名古屋 黒川辺りまで舟が運航され昔人の大事な足でもあった。(記録では一人7銭)  週5くらいは朝宮公園〜落合池を歩いています。往復9.0km程で近所では定番のウォーキングコースである。地図を見るとほぼ川沿いを歩けそうで八田川源流まで行ってみたいと思っていました。大草城跡や大久佐八幡宮もあるようだ。 八田川の源流は太良下池(だいらしもいけ)とされている。
 <Approachi>  春日井→朝宮公園駐車場
  2019/04/04(木 )  晴れ 単独山行    累積標高差126m  沿面距離19.2km
ルート 朝宮公園(8:30)→落合池(9:11)→生地川源流(10:24)→太良下池(11:12)→大久佐八幡宮(11:45)→
大草城跡(12:34)→大池(13:14)→三ツ又公園(13:52)→朝宮公園(14:14)
無理やり圧縮
見難くてすみません
(カシミール3D)
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50メッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第198号)」
8:30朝宮公園をスタート 紅橋から八田川沿いを進む。すぐに八光線(K-25)の新興橋を過ぎる。六軒屋橋を越えると三ツ又公園である。ここで八田川と別れ右の生地川(いくじがわ)沿いを進み 
   
三ツ又公園(左:八田川) 山神様・一本松
一本松・山神様を過ぎ落合池到着。生地川沿いをそのまま進み 王子ゴルフガーデン横を通り生地川橋(K-196)を越える。湿地帯のような所へ降り いい雰囲気と思ったが僅かな間であった。ここはすぐ左に八田川が流れており その向こうに『大池』の土手が見えた。東名高速の下へ来るとフェンスで通行できず 左岸も草が茂って入れず やむなくK-196ヘ迂回する。R-155(バイパス?)先では川沿いの土手上は枯れたススキが茂って上がれなかった。
   
生地川王子ガーデン横 生地川
田圃の中の長閑な雰囲気だが右上は陸自の春日井駐屯地だ。これを過ぎると潮見坂の墓地が見える。並んでいる墓石が不気味に見える。この後 田の真ん中をノンビリ歩いて行くとK-199にぶつかる。左先に大草東の交差点が見えた。県道を渡って生地川を探すが不明瞭 東へ伸びている支流の方が本流に見えたがここは地図を頼り北へ 川というよりただの側溝 幅は1m未満 
   
生地川(源流付近) 源流のため池
坂を上がって行くと『ため池』に着いた。生地川源流部である。この辺は産廃処分場の様子?左へ上っていきK-196に出る。地図にある右折箇所が見当たらず大回りして造形大学の東南まで来たが側溝を渡れず 大学内へは入れなかった。
   
看板 太良下池
『平家蛍の里』の看板を過ぎ左折登って行くと文教大学前に着き 背後に池がチラッと見えた。正門前を通り『太良下池』着 太良上池を見て下池の排出口へ うまい具合に鉄製の階段が設置されていて下へ降りられた。八田川沿いの下りの始まり この辺は川と言うより側溝で源流のイメージとは程遠い。左に造形大学を見て進むと川幅は広くなり周りも田畑でいい雰囲気となる。暫らく進むと右手に田畑の中に白い杭が見えたので寄ってみると『大久佐八幡宮古宮跡』とあった。前方左に大久佐八幡宮はありました。(豊臣の時代に没収され今の地に移されたようだ)”大草”のもとの名は”大久佐”であったのだろう。
   
大久佐八幡宮跡 大草城跡(白山神社)
神社から出ると次の交差点角にコンビニあり オニギリとお茶を調達 八田川へ戻る。川沿いを少しで土手に桜が8本、満開直前の桜の下で最高の昼食となった。食後 八田川を離れ大草城跡へ向かうが入口がわからず出口から入ってしまったようだった。城跡の雰囲気で少しうろついたが斜面を上がって竹藪を抜けると竹ベンチがあり 進むと白山神社の祠が見えた。横に大草城跡の説明版があった。直進して道路に出るとこっちに入口の標示がありました。
   
ヌートリア 田畑の端に地蔵様
八田川へ戻るとヌートリアに出会いました。(まさかカワウソじゃーないでしょう)朝宮辺りでもたまに見られるが外来種でしょうね。先の和合橋を過ぎると東名高速が近くなってくる。大池まで来てやっと戻ってきたなーと言う気分になった。丁田橋を過ぎると右岸、畑の端にお地蔵様 文化2年(1806)とありました。三ツ又公園で生地川と合流 川沿いを朝宮公園まで 19kmは長かったー
  
◆時間(距離)調整するならS&Gを三ツ又公園か落合池にするとよいだろう。(三ツ又は少ないが駐車場ある) なら10〜13km程度になる。田圃の中、長閑な雰囲気は気持ち良い ノンビリ歩くには今が丁度いいが夏場の炎天下はキビシイと思う。

<ngm>(Top) <メインページ> <19山行> <峠の地蔵さん> <送電線> <山野草>