円空峠・公事ガタワ

◆円空峠は美並の苅安と雁曾礼(がんそれ)を結ぶ林道にある。昔円空が通行したと言うことで林道が開通した折に円空峠と名づけられた。円空峠の北東側に560.1m(点名及び通称:白山)とさらに東方に591.1m(点名:公事ガタワ)の三角点がある。地形図によるとほぼ尾根通しで行けそう。560.1の三角点までは送電線があり 鉄塔巡視路もありそうだ。
 <Approachi>  春日井→R-41→美濃加茂IC→美並IC→円空峠
  2009/09/01(火)  晴れ 単独山行    累積標高差:613m   沿面距離7.7km
ルート 円空峠(9:20)→2体の地蔵(9:38)→巡視路(10:00)→#50鉄塔(10:20)→地蔵様(10:52)→山頂前鞍部(11:17)
→尾根(11:25)→公事山頂(11:39)→地蔵様(12:53)→#51鉄塔(14:23)→ヤブ突入(14:55)→踏み跡(15:05)
→車止(15:15)
GPS軌跡
(カシミール3D)

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50メッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第198号)」
7:30出発 美濃加茂ICより入り美並ICまで フォレストパークを過ぎ林道を右折 円空峠を目指す。峠着すぐに準備後スタート 暫く尾根伝いで行くと植林の中となり踏み跡は右の斜面となる。
円空峠 植林帯の分岐
円空峠 植林帯の斜面を進む(右へ)
少し登ると 突然2体のお地蔵さんが現れた。全く予測しておらずこんな所で巡りあえるとは感激であった。直進すると下っていく踏み跡があり 杉山へ通じているのだろうか?とすると昔杉山から円空峠を通り美並あたりへ行き来があったのかも?<円空峠に思うこと>左の斜面をよじ登る。ブッシュ、倒木あり
2体の御地蔵様 ブッシュ倒木の斜面
2体のお地蔵さん(この後ろを上がる) 巡視路への斜面の登り
方向を確認しながら登りきって進むと巡視路へ出た。(合流点をしっかり見ておくべきであった。帰路悩まされた。)進むと左の樹間から鉄塔が見られたが寄るのは帰りにしよう。51番鉄塔で確認すると三角点(白山)は後方のコブであった。戻って(三等三角点に)挨拶 単なるコブで回りの木々が茂って山頂の感じはない。50番鉄塔を過ぎ送電線と別れると途端に踏み跡は薄くなった。大きく下り その後いくつものコブを越えたり巻いたり進む。所々枯れ木や倒木で目印(自己流)をしながら進む。
郡有林の杭 御地蔵
郡有林の杭 お地蔵さんの横で一服
大岩を右巻きで進んだ先に再度お地蔵さんがおられここで一服とした。(544ピーク手前)ここも踏み跡が杉山方面へ下っていた。ここは北の河内と結ぶ峠道ではないだろうか?554ピークを越えると初めて591.1mが見えた。
591.1の三角点 鉄塔案内標
591.1m四等三角点 この後ろへ突入
ブッシュのトンネルのような所を過ぎ鞍部着 踏み跡のない斜面を遮二無二登る。右は崖のよう 左はヤブが濃い 山頂は左前方だが尾根を目指す。登りきった所には猪の寝床が2箇見られた。左へ向きを変え進むとさらに登りとなり岩があり 左巻きで上がるとやっと山頂であった。新しい四等三角点が幼木に隠れていた。昼食を済ませ30分ほどで下山 何度も他の尾根に引き込まれながら やっとの思いでお地蔵様に到着 良さそうな尾根が多く惑わされた。519ピーク辺りでもあらぬ方向へ行ってしまった。( どうもコブを過ぎた辺りで踏み外している。早目の位置確認が肝要) 鉄塔を見てから踏み跡ははっきりするが道なりに進むと53番鉄塔へ行き尾根から離れてしまう。左の今朝上ってきた箇所がわからない? 大いに悩んだ末 52・53鉄塔の標識の後ろへ突入 藪の中下っていくと先に踏み跡が現れた。2体のお地蔵さんはパスしてしまったが何とか峠にたどり着いた。
◆ 2箇所で御地蔵様に巡りあえたのは幸運であった。お地蔵様があるということは昔 峠道であったようだ、それぞれ先に下っている踏み跡が見られ 先の地蔵は杉山と河内を結ぶ峠のようだ。#51鉄塔からも下る踏み跡あり河内峠へ通じていそうだが・・・
◆随所で踏み跡はなくなる。 またそれらしい尾根が多く迷い易い。改めて自分の方向音痴ぶりを確認させられた。(原則軌跡ナビは使わないことにしている。携行は軌跡を残したいため)標高差はないが距離がありいくつもアップダウンを繰り返すので意外とシンドイ 展望はいまいちだが面白いコースでした。杉山か河内から登れば周回コースが出来そうな感じ。杉山の集落も訪れてみたくなった。
                <円空峠に思うこと>

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