カサネ探訪
(1060m)

◆”カサネ”でわかる人は余程の美濃通か?いや板取通と言うべきか?カサネは板取の岩本洞の最奥に当たる。以前訪れた折 ぜひこの谷(沢?)を詰めて見たいと思った。どちらかと言えば陽性の谷で明るい感じの谷と思えた。              
<大栃からゴンニャク>
 <Approachi>  春日井→犬山→鵜沼・坂祝バイパス→関市→R-418→寺尾千本桜→洞戸→板取→岩本洞
  2011/04/12(火)   晴れ 単独山行     標高差527m  
ルート 登山口(10:02)→作業道(10:10)→谷下る(10:25)→尾根取付き(11:33)→尾根(11:47)→ピーク(12:00)→
谷(12:11)→堰堤(13:07)→車止(13:22)
Map GPS軌跡
 谷が狭いせいか衛星補足がイマイチ軌跡は??
(カシミール3D)
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50メッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第198号)」
板取の岩本へ入り 神社の横から林道へ入る。カサネ出合を過ぎ林道終点着 10:00を過ぎていた。今日はピークハントは諦め 源流点を確かめて見たい。身支度後 奥の右手の木製階段を上がり作業道(?)を辿る。斜面の中腹を進む。時々タラの木が見られたがまだ10日程早いようであった。地形図を忘れたことに気ずいたがもう戻れない。
取付きの階段 明るい谷
スタート地点の階段 へ降りた所(陽の谷だ。)
暫くすると踏み跡は怪しくなり消滅 尾根へは急過ぎて厳しそう。やむなく谷へ下る。降りた後は沢沿いに進んで行くとカモシカが横切っていった。後方を振り返ると残雪の能郷白山(と思ったが?)が見えた。さらに進むと再度カモシカが逃げて行き左斜面を登り中腹で停まった。慌ててカメラを出し踏み出した途端コケてしまった。レンズの中まで水滴が(ヤバイ!) さらに沢を詰めて行くと谷は2俣となった。水量はほぼ同じだが東を示す右の沢へ進む。水量が中々減らず源流点はまだ遠いと感ずる。
後方の能郷白山(?) 沢のツララ
後方に残雪の山が(能郷白山かな?) 時々ツララが
時々雪やツララもあった。このままダラダラ詰めてもと思い右の斜面に取り付き尾根を目指す。見た感じとは大違い途中から急斜面となった。何とか尾根に上がり(P990m)先のピークを目指す。踏み跡は薄いが谷よりは歩き易い。標高も1020mを越えた。登り切ると山頂丘の北斜面には残雪が見られた。
山頂の残雪 ゴンニャク
山頂北斜面の残雪と杭 あれがゴンニャクか?
ピークに立つと赤と黄色のプラ杭があり 同じものが少し先にもあった。右前方にピークが見え あれが先日登ったゴンニャクか?いやゴンニャクはその先だ・・・・と思いここで引き返すことにした。(残念ながら地形図がない)尾根上を少し戻った所(20m程下った所)で右の急斜面を下る。5〜60m下り谷へ降りると水はなかったがこのまま下って行けばカサネと思い進んだ。
降下地点の谷 最初の堰堤
谷へ降りた所(下が源流点?) 最奥の堰堤(右岸を高巻き)
              ◆画像の左端がぼけているのは水滴がなくなりレンズ内側が曇ったため
その内少しの水が現れたがTVで見るような感動的な湧き方ではない。少しで尾根への取り付き地点を過ぎ安心 あとは沢沿いをドンドン下って行く。浮石で何度かコケタ 1箇所危ない所があり中央の切り立った岩の上を通過 さらに下って行くと新しい堰堤が現れた。左岸は壁と崖で無理 右岸は巾5m程抜けておりこれを渡るには危険過ぎる。やむなく右岸の20m程上のヤブを高巻き 少し進んだ後 溝(雨裂のような所?)の急斜面で沢へ降りた。ブッシュを分けさらに進むと2つ目の堰堤が これは左岸を越え砂防用の石垣(小岩を太い金網で覆ったもの)の上を辿ると作業道の入り口へ戻ることが出来た。車止まで。
 
◆ゴンニャクの帰路 カサネを使うのも面白そうであるが危険箇所が2箇所ある。帰宅後地形図を見てゴンニャクまで行けたかなー?と後悔。私の脳内地図には確証がなかった。

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