方向音痴の方位磁石の話 ツブヤ (無責任な呟きです) |
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◆磁石は中国で発明された。磁鉄鉱が地磁気でいつも同じ方向を向くのに気が付きこれで人形を作り車に乗せて 軍隊の行軍の時 方向を定めるのに使った。これを指南車といい その後木片に磁石を組み込んで水に浮かべる指南魚というものを作った。この時魚の頭は南を示した。(物事を教えるのに 指南というのはこれから来ている。)一方 西欧では紀元前600年頃、ギリシアのマグネシア地方に天然の磁鉄鉱が産出し、この鉱石が羊飼いの鉄の杖や、他の鉄製品を引きつけたりしたので、地名にちなんで“マグネス”と呼ばれ、それが長い間に“マグネット”に変化したといわれる。磁鉄鉱はふつう磁力を帯びていないが、雷により地表に大電流が流れ、その磁場で、“着磁”されたものと考えられています。 | |||||||||||
米軍WW2使用(難あり) U・S・ARMYの文字 | |||||||||||
◆磁石のNとSが逆転する所が存在する。 このようなことは山頂、岩尾根など 誰でも行くような山で起こる。落雷はそこに巨大な電気エネルギーが流れることであり近辺の岩に含まれている鉄などの鉱物質を磁化させてしまう。まさか山頂の岩が磁気を帯びているとは気付かないだろう。その磁力はそんなに強くはないので その岩から1メートルも離せば コンパスが影響されることはない。地図を岩の上に広げ その上に磁石を置いて北を振らせる というやり方は良くない。 |
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Made in Germany | |||||||||||
◆クリノメーターや測量用の磁石は東と西(WとE)が逆に記入されている。 コンパスを水平に持って北を向けば磁針と盤面のNは一致する。それから目標物にそのまま身体ごと向くと磁針は常に磁北を指すので動かずに 盤面が動くことになる。そこで磁針と盤面から角度を読む このとき北を基準にWなのか?Eなのか直読みする為に逆になっているのである。いわば実用優先の考えによるものである。 (逆だなんてクレームつけたら笑われますよ) |
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米軍WW2使用 | |||||||||||
◆頑丈な軍用コンパスをと思ったこともあったがトリチウムが使われているものがあり要注意だ。ネットでは規制値オーバーのものもよく見かける。(分解しなければ大丈夫と思うが ちなみに日本の規制値は 27mCi以下)軍用以外でもトリチウムは使われている。暗視用としてトリチウムは時計に使用されたが 当然のごとくコンパスにも使われた。ベトナム戦争のような暗いジャングルの中では大いに活躍しただろうが 登山では必要ないと思う。それより他人に渡って分解でもされたら大変だ。(Do not open表示のないものもある) 軍用コンパスではミル目盛りが使われる(併用が多い)これは軍用ロケット砲の水平照準角として使用されていた単位である。 1ミルは360°を6400等分したもので1000m離れた地点で開きが1mある角度。 そんなに細かい所まで読み取れるのか?と疑問になるが、車や戦車の大きさはある程度決まっているため、それらがどの程度のミル角に見えるかで、そこまでの距離を知ることができるのである。 戦車を6mとして 双眼鏡(コンパス)で覗いて3milだったとすると 6.0m/3milx1000=2000m 目標物まで2kmとなります。 |
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怪しいLondon? | |||||||||||
◆レンツの法則(電磁誘導に関する法則) 応用? 1932年 スウェ−デン SILVA(森を意味するラテン語)社でオイル封入のコンパスが発売され広まったが オイルは使わず周囲を銅で囲み針の振れを抑えるというもの |
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Stanleyだって 変かも? | |||||||||||
◆磁気の大逆転がいつか来る? 地球の磁場の極性は過去何十回も逆転している。溶岩がいつ噴出したかは カリウム‐アルゴン年代測定法で求められるため 地磁気がいつ頃 どっちを向いていたかがわかるらしい(難しい研究をしている人がいるもんだ)その偉い先生方によると78万年前に最後の逆転が起きているとのこと つまりそれ以前はコンパスは南を指していたのだ。78万年前自然の磁石はあったかもしれないが使う人はいなかっただろうナー その証明として 今注目の『チバ二アン』(千葉時代) 果たして命名されるだろうか?次の地磁気の逆転はいつ来るんだろう。100万年に一度あるかないかの確率? 出来ればその時立合ってみたいと思うが ちょっとしたズレで1万年 人生100年としてもガチ合う確率はかなり低い。 いや人類そのものの存在が怪しいかも。 |
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一番安い愛用品 | |||||||||||
◆地球の内部 コア(核)、マントル、地殻の順番で層をなしている。コア(核)のうち外核は金属(鉄・ニッケル)流体 内核は金属固体 外核で流体の動きにより電気が発生 磁場が出来ているとされる。 地殻とマントルの境界には1,000度以上の場所が処々にあり、岩がドロドロに溶けている。これを「マグマだまり」といい地熱エネルギーの熱源となっている。マントルは固体の岩石で、マグマは液体です。上部マントルで温度の上昇や圧力の低下で、岩石(マントル)の一部が溶けてマグマになる。地表付近ではマグマは回りの岩石より比重が軽いので、浮力を受け地表近くまで上昇しマグマだまりを作り、そこで冷え固まって深成岩になったり、地表に噴出して火山を形成したりします。 大陸地殻は30〜70km程度の厚さがある。大規模な山岳地帯は特に厚く、チベットでは60〜70kmに及ぶ。これは地殻を構成する岩石の密度が約2.7〜3.0g cm?3でありアイソスタシー(地殻均衡)が成立しているためである。 人間が到達した最深記録は地下3.9km(南アフリカ金鉱山)。一番深く掘った穴では、フィンランドの国境にほど近い西ロシアで深さ12km 高温、高圧と膨大な費用・時間(得るものもない)でこれが限界のようです。人類は6378/4=1594分の1しか到達していない。地球をリンゴに例えるなら皮一枚も抜けていないのである。熱源以外にも未知の物質(?)があるかもしれない。 |
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