臼本山V(完結)
       (1115.8m)

◆ネットで見ても 臼本山の無雪期の記録は少なく また美濃側からの山行記録は見られなかった。ヤブ漕ぎ覚悟で三たび越美国境の臼本山を目指した。
過去の記録 1回目<8/29> 2回目 <10/14>   <movie:臼本山>
 <Approachi>  春日井→坂祝バイパス→関IC→ぎふ大和IC→県道52→内ヶ谷トンネル→出合橋→終点分岐ゲート
  2013/10/28(月)   晴れ 単独山行  累積標高差547m  沿面距離10.3km(含:林道歩き)
ルート P (7:26)→林道終点(8:10)→尾根取付き(8:45)→ヤブ(9:00)→県境稜線(9:11)→合流点(9:22)→
笹トラバース(9:36)→林道跡(10:03)→臼本山(10:11)(10:36)→1100mH(10:54)→藪ヌケル(11:07)→
内ヶ谷峠(11:47)→沢沿い(12:10)→林道終点(12:22)→P (13:11)
   山頂部イメージ

GPS軌跡
ピンクは推定
(カシミール3D)
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50メッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第198号)」
東海北陸道をぎふ大和ICで降りる。内ヶ谷最奥のゲートに朝早く着いた。早いことはいいことと7:30スタート しょうけ谷を進み 林道終点着で先を見ると草は枯れ 何と谷道が進めそうであった。よし!今日は”1001Pはカットだ。”と勇んで入ったのが悪かった。沢を詰め進むも右の谷を見過ごし (浅いけど)沢の中を歩いたり ウラジロの密生を歩いたりするハメになり 気が付いたら西へ進んでいた。(谷を進めば峠まで一本道と思い込んでいた。) マズイと右の斜面に取り付き北向きへ上がって行く。急斜面を4〜50m上がると笹が出てきた。支尾根上に出ると右に予定していた尾根が見え悔やまれた。
県境稜線から臼本山  右は1100mH
ヤブの薄い所を選んで登って行き四苦八苦の末 県境稜線に辿り着いた。笹ヤブの中ケモノ道のような所を進む(昔、人が歩いた道なのだろうか?)前方にピークが2つ見えた。朗かに左が臼本山だ。初めて見えた山頂に感動はしたがまだ遠い。笹ヤブを下り登り返すと 見たようなフンイキ?間違いなく先回(8/29)来た所だ。ここで直進はヤブが濃いと左へトラバースして行くとこちらも激ヤブになった。斜面だけにやっかいだ。何度もよろけたり 暫く進んで右往左往した。(もうやめようか?とも)気を取り直し結局 高目へ上がった。
 山頂丘のブナ  山名標
山頂丘の立派なブナ 三角点横の山名標
道らしきに出合うも先は猛烈なヤブである。林道跡のようだがヤブに戻っている。これならどこを歩いても同じと右の一段上のヤブを進んだ。再度林道跡(?)に出たが横切って高い方へ直登 ヤブの中 進むと前方に立派なブナの木が見えた。登り切ると山頂丘の様相だが笹は茂っている。先へ進むともう一本大きな木があった。ウロウロするも三角点がない。一端戻って右(北東)へ進みやっと巡り合えた。三角点周辺の僅かなスペースで一服 
 山頂にて  記念の目印
山頂三角点にて (黄色)後悔の目印
山名板の下に福井の三角点探訪会(2010/5/29)の標示があり 私も記念にと一つ加えた。(・・・後で 一切残すべからずであろう。”と後悔した。)下山は林道跡を辿ってみようと進むもこちらも背丈を超える笹が続いた。左への折り返し点に立派な木があり 根元は抉られ小さな洞のようになっていた。1100mHとの鞍部へ来るとコブへ上がった方が良さそうに見えたので往路はヤメてヤブの薄い所を辿る。登り切って暫らく下るとヤブは濃くなる。でも僅か(10m程)で往路の合流点(と言っても0.5mφ程の空間があるのみ)に降りられた。(往路よりこちらの方が全然ラク) あとは『かって知ったる何とか』で左へ20m程進み笹ヤブから抜けた。
  内ヶ谷峠の『主』  多分ここが峠であろう。
先回(8/29)のルートで戻る。内ヶ谷峠で『主』に挨拶後一服 谷道を確認のため 谷へ下るもこちらは途中から草は茂りヌカるんだ所あり滑り易く いいルートとは思えなかった。遮二無二に沢を渡り右岸へ上がると歩き易くなった。少し下って往路の沢に出た。沢沿いを戻り林道終点着 長い林道歩きをのんびりゲートまで
   
◆動画あり <movie:臼本山>
  
◆長い林道歩きがあるが、県境稜線近くまで踏み跡はあるので美濃側からもっと登られてもいいと思う。ヤブ漕ぎを苦にしない方は尾根を南西へ辿り 御母衣北幹線巡視路を使えば周回も可能。(<10/14>の記録)
@林道終点からの谷道は良くない。1001Pのコブへ高巻いた方がわかり易く安全と思う。
A県境から激ヤブを直登し1100mHのコブへ上がった方がラク (激ヤブは短い。)
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