椿谷V
廃林道を歩く

 
椿谷の林道をカバーするMapでも作ろうかと3度目の訪問 地形図に未踏個所は青 踏破済は赤としているが青ラインを少しでも赤くしたいと出掛けた。今日は椿の東の尾根中腹にあると思われる廃林道を歩く。昨日の雨が心配(ヒルの活動し易い状況)
 <Approachi>  春日井→坂祝バイパス→関→千疋大橋→R-418→美山→笹賀
  2017/09/13(水)  晴れ 単独山行    累積標高差381m  沿面距離4.6km
ルート 車止(13:26)→支線始点(13:35)→空地(14:03)→林道終点(14:12)→支線始点(14:55)→別林道(14:58)
→林道終点(15:18)→伐採地(15:20)→道標(15:37)→ゲート車止(15:42)
椿谷T 7/22
椿谷U 8/31
椿谷V 9/13
椿谷W 9/18
椿谷X 10/9
椿谷Y 10/16
軌跡
カシミール3D
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50メッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第198号)」
・赤線は今日歩いたルート 細赤破線は2014のもの青は推定です。
毎度の事 遅い出発 廃村椿村を抜ける。道標のある分岐で今日は直進 ゲートと鉄塔案内標のある分岐着 身支度後ゲートを越える。#160・161鉄塔の巡視路になっているようだ。
   
折り返し点の小屋掛け #159鉄塔
所々草は伸びて人の入っていないことがわかる。折り返し点に屋根だけの作業小屋(休憩所?)あり右手へ登って行く。次の折り返しで再度分岐 ここを直進 少し進むとこちらは完全に廃道化 時々草は腰・肩丈となる。湿気った所もあり 停まるとヤバそう。左山側に黒いプラ階段のカケラの様なもの一個だけ見えた。#159鉄塔直下着も急斜面で草が茂りとても鉄塔に行けそうもない。とすると先程のが巡視路かな?
   
林道途中の空地(後方:峰山) 林道終点
さらに進む 10分程で広い空地に出た。後方に円原から峰山に繋がる山稜が見えた。この先崩壊個所が2〜3あり 草の茂りも増えたが林道終点を見たくて進んだ。やがて林道終点着 まずは体の点検 異常なし 山側へ人(?)の登った跡が見られたが急斜面だ。ヒョッとしたらと期待したが上の林道とは繋がっていなかった。山側を見ながら戻る。広い空地手前で左足に異変を感じ点検すると イタ―ッ! 一匹 右足も点検すると2匹いた。取り払い 日当たりのよい空地で再点検 何とか献血は免れたが・・・ 湿気った所を過ぎる時はさらに早く過ぎた。小屋(?)の様なもののある折り返しまで戻りさらに東への林道へ入る。
   
脇林道から茶磨山(#161鉄塔) 伐採地を降る
すぐに折り返し 高度を上げる。山側は5〜10mの崖続き 途中後方に161鉄塔のある茶磨山が見えた。林道終点に着くと左下は伐採地が広がり 傾斜も良さそう。一服後降る。それなりの傾斜だが林道が見えており見通しが効くので不安は感じなかった。林道へ降りる手前1〜2mは草が茂っていた。
     
林道終点の道標 笹賀にあった道標
林道奥の探索で右へ進むとここにも道標がありました。同じ昭和3年設置「右仲又経(由)三尾 左 山」とありました。(右:三尾とは 理解できない)道はまだ続いていそうだが茂っていたのでヤメて戻る。ゲートの分岐は近かった。
帰路笹賀で橋の袂に道標 左谷合経(由)北山経(由)葛原  右乾村洞戸経(由)牧谷とありました。(シマッタ!設置年 見忘れた。奥で見たものと同じかどうか??)
 
◆仲又とは柿野のうちらしい が変更されたか はたまた廃村か(?)。椿と西洞とは盛んに往来があったようです。今日見つけた道標辺りから山越え西洞へ行ったり 西洞からお嫁さんを迎えたりしたそうです。椿の奥(上村)の人にとっては谷合や笹賀より西洞のほうが交流が深かったと思われます。道標の存在で当時から道はあったことが証明されるが 今、先はヤブに埋もれ辿るのは難しい。 
・古書を調べたら柿野の項で以下の文面が目についた。
「日又は松谷界まで 西洞は静ヶ洞中又峠と三処に分かれ これより奥地蔵坂を経て円原村に到るなり」 中又峠とはこの石碑の仲又だろうか?  すると中又峠は現在の三本杉峠辺りになるんだろうか?そして先が地蔵坂か?
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